亀岡祭

第3回 2010年10月31日放送

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再生時間:14分00秒

※番組中の応募や告知、日程等は2010年のもので既に終了しています

亀岡祭を取材する西村明弘
亀岡祭を取材する西村明弘

毎年10 月に行われる「亀岡祭」は、亀岡市最大の秋祭りです。23 日の宵宵宮、24 日の宵宮、25 日の本祭と、3 日間にわたって賑わい、本祭では11 基の山鉾が巡行する姿から「口丹波の祇園祭」とも呼ばれています。「亀岡祭」は、10 年ほど前からの新しい呼称ですが、本来は、上矢田町にある鍬山神社をまつる「鍬山神社秋季大祭」で、およそ600 年前にまでさかのぼることができる、歴史あるお祭りです。2010 年は、丹波亀山城築城400 年と、亀岡市制55 年が重なり、節目の年として、例年とは違った催しものや取り組みが見られました。祭りを支える鉾町の人たちの苦労と、ボランティアでこのお祭りに参加した、京都学園大学生の声を聞いてきました。

亀岡に伝わる、すばらしい伝統文化や民俗芸能

「亀岡ねりもの行列」主催者 小塩睦子さん(聞き手:大林達也)

――24日の宵山に行われた「亀岡ねりもの行列」は、どういったことで開催になったのでしょうか?

小塩:来年、京都府で国内最大の文化の祭典・第26回国民文化祭が行われます。亀岡市では亀岡祭りや佐伯灯籠をはじめ、全国各地の民俗芸能が競演する「民俗芸能の祭典」を開催する予定です。このプレ事業として、今回は亀岡に伝わるすばらしい伝統文化や民俗芸能を、行列を通してより多くのみなさんに知っていただきたいという思いで実施いたしたものです。

見物した市民の声

(聞き手:宮平駿也)

市民(女性):亀岡に嫁いで来て40数年になりますけども、これほどじっくり亀岡祭を見さしていただいたのは初めてですので、今年の企画はたいへんよかったように思います。
市民(男性):伝統って地味だけど楽しいものがありますね。昔から祭りの日を楽しみにしてね、みんなで力を合わせるという、そんなことで心が躍る部分があって、伝統ってそんなものかなと思いますね。

600年もの歴史を持つ「鍬山神社秋季大祭」

鍬山神社宮司 天岡秀雄さん

山鉾巡行
山鉾巡行

「亀岡祭」と呼ばれてからはまだ10年あまりの歴史ですけど、基本的には「鍬山神社秋季大祭」でございます。亀岡全体の祭りということで。鉾の方もがんばっていらっしゃいますが、「鍬山神社秋季大祭」は約600年前、その時期にはすでに社殿があって、祭がなされていた。延宝9年、350年くらい前だと思いますが、そのときに矢田の祭法が決められてまして、現在のかたちになっております。で、100年前ころに、今度は各鉾町の山鉾の連合会ができたそうです。そんなかたちで賑やかにしておりましたけども、いろんな栄枯盛衰がありまして、ここ50年ほど前から山鉾の方はどんどん盛大になってこられました。当神社もずっと昔のかたちを継承してきております。

人手不足に悩みつつ、山鉾を支える町

鉾町・柳町「高砂山」 西嶋秀樹さん(聞き手:宮平駿也)

――鉾のお囃子や巡行などは、城下町の住民が力をあわせて運営しています。京都学園大学歴史民俗学専攻の学生たちもボランティアで参加した、「高砂山」の西嶋さんに伺います。

西嶋:うちは学園大の学生さんが7名ですか、助っ人に来ていただいてるんで、町としてはほんとうに楽させてもらった。人手のない町ですのでねぇ、ありがたかったですね。

――お囃子に参加している子どもたちの年齢層は?

西嶋:今はね、小学校1年生から中学校1年なんです。ここ7~8年前までは中2・中3まではお願いしてたんですけども、どうしても中学校に入ると進学の問題でね、塾の影響でお稽古に来られないことが多いので、ご無理はしんと中1で引退いうことにして。そやから年齢がすごく下がってます。

――お囃子に参加している子どもたちは、この柳町の子どもたちですか?

西嶋:ちょうど今半々ですね。今回21人のうち半分強ですね。で、他町さんからは6名ほど助っ人を頼んでいます。他町さんの場合は学校が違いますので、どうしても出たいという方を募って、助っ人に来ていただいています。

笛方として参加した学生・浦本泰秀さんのコメント

一緒にやらせていただいて、鉾の町の人たちのやる気というか熱意が感じられて、自分も負けないくらいがんばらないといけないな、と。この一カ月間、この日のために練習をしてきたので、見物している人たちに感動してもらえたらいいなと思っています。

出演

  • 小塩睦子さん(亀岡市生涯学習部市民協働課)
  • 天岡秀雄さん(鍬山神社 宮司)
  • 西嶋秀樹さん(鉾町・柳町「高砂山」)
  • 浦本泰秀さん(京都学園大学歴史民俗専攻学生)
  • 見物客のみなさん
  • パーソナリティ:大林達也
  • レポーター:宮平駿也

制作スタッフ

  • ディレクター:西村明弘
  • 映像・音声収録:大林達也
  • ミキサー:上田久人
  • 企画協力:達富弘之、井上耕作、松尾清嗣、高橋昭人