ミツバチを愛するハチ博士

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再生時間:14分37秒

※番組中の応募や告知、日程等は2010年のもので既に終了しています

ハチ博士・坂本文夫教授を迎えたスタジオ収録
ハチ博士・坂本文夫教授を迎えたスタジオ収録

「ハチ博士」が京都学園大学にいらっしゃるということで、ハチの一刺しのごとく直撃インタビュー。その先生は、バイオ環境学部で生物有機化学を研究する坂本文夫教授。ニホンミツバチの研究では第一人者として知られています。地球温暖化による環境の著しい変化のなかで、生態系にも大きな変化が発生しています。蜂の世界においても……。ミツバチ研究者にスポットを当て、知られざるハチの魅力について伺います。

ミツバチの天敵はスズメバチ

ハチ博士・京都学園大学教授 坂本文夫先生(聞き手:上田直樹)

学内に設置されたニホンミツバチの巣箱の前での取材
学内に設置されたニホンミツバチの
巣箱の前での取材

――先生が研究しておられるのはニホンミツバチですが、西洋のミツバチとの違いって、何かあるんですか?

坂本:そうですね。西洋ミツバチが一番ポピュラーなミツバチで、蜜を採ったり、野菜や果物をつくるために花粉を媒介する、その主役が西洋ミツバチです。そのために飼育されている、いわば「家畜」なんですけれども、ニホンミツバチは昔から日本に野生で生息している「野生動物」ですよね、そこに大きな違いがあります。西洋ミツバチより一回り小さいミツバチがニホンミツバチです。

――ミツバチにも天敵っているんですよね。

坂本:そうです。ミツバチの天敵としていちばん有名なのは、ここにフィギュアがありますけれども、スズメバチですね。

――ハチなのにハチが天敵なんですか?

坂本:そう、そういうことです。西洋ミツバチは、スズメバチに襲われると一匹ずつ向かっていくものですから、全部、この強烈な顎で食いちぎられて、死んでしまうんですね。で、全滅するんですけども、ニホンミツバチは、―匹ずつ向かっていくわけではなくて、集団でこの天敵に対抗するという、そういう性質を持っています。これまでは、熱だけでスズメバチをやっつけるというふうに考えられていたんですけれども、われわれの研究の結果で、その熱の効果をさらに高めるために、炭酸ガスや水蒸気を活用しているということがわかってきました。それが最近の研究成果ですね。

少年のような「ハチ博士」とのおつきあい

亀岡市千歳町毘沙門「神応寺」住職 安達瑞光さん(聞き手:今岡愛美)

ニホンミツバチの巣箱の内部
ニホンミツバチの巣箱の内部

――坂本先生の人柄はいかがですか?

安達:そうやね、あの先生ねぇ。ハチの話したりねぇ、ハチのねぇ、こういうことを研究してますっていう話をなさってる、そのお姿を見てるとねぇ、なんか少年みたいなんやなねぇ(笑)。その姿に、私は非常に親しみ感じましてねぇ。難しいこともおっしゃらないし、私みたいな者ともねぇ、普通に付き合っていろいろ教えてくれはるしねぇ。まぁそれで、坂本先生の研究室にも寄せてもらったり、大学の構内でハチ飼ってはるね、そういうのも見せてもらったり。それから、ちょいちょい先生が私のところに来てくれはるんでね、そんなんでハチの話、あるいは飼い方、よう教えてもらってるんですけどねぇ。なんせほんとうに気持ちは少年のようなねぇ、うん、そんな方ですからねぇ。ものすごくねぇ、親しくお付き合いをさせていただいています。

――坂本先生と出会って、ハチについては詳しくなりましたか?

安達:なりましたですよ(笑)。そやけど、どうやったらハチに咬まれへんようになるかねぇ。だいたいハチに嫌われますねん、私は。こないだも坂本先生、ハチの箱開けて中見てくれはったんや。そんなら、たくさん増えててねぇ。で、それをパチって写真撮らはったんやけど、光った途端にねぇ、プーンってハチ飛んできてねぇ。で、先生のところなんか、一個も行かへんねん。私んところだけ来て、上唇のところをチュ。ハチにチューされてねぇ。そういうことをされんようにすんのにどないしたらええのかなぁ。まぁ、あんまり詳しくなってませんねぇ(笑)。ハチの生態や自然との関わり、人間との関わり、そういうことは、知識としても、深く知るようになりました。はい。

出演

  • 坂本文夫先生(京都学園大学バイオ環境学部教授)
  • 安達瑞光さん(亀岡市千歳町毘沙門「神応寺」住職)
  • パーソナリティ:上田直樹
  • レポーター:今岡愛美

制作スタッフ

  • ディレクター:沖雄大
  • フロアディレクター:渡瀬浩之
  • 構成、台本:沖 雄大、上田直樹
  • 撮影:櫻井浩介
  • スタジオカメラ:武田慶美
  • ミキサー:坂下純平、長谷有人
  • VTR出し:長谷有人